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http://tokyo-lgff.org/2009/
第18回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 2009/7/10~7/20

加藤久徳(映画ライター)
[To Faro」
ドイツ版『ボーイズ・ドント・クライ』と紹介されている。その通りに主人公の女の子ジェニーに扮する女優はボーイッシュにキメているが、後に女ボクサーを演じる先代のヒラリー・スワンクほど逞しさはなく、日本人の目線ではヅカっぽく見える。それでもこれまで不恰好なおんな男(あるいはその逆)ばかり映画で見せられてきた人間には、この映画の主人公は許せる。また、許せないとこの映画は、付いていけない。
男になりたい。男になって女の子と恋をしたいのが主人公ジェニーの願望。そのために家族、仕事仲間はおろか、恋した彼女にさえ徹底的に虚偽の事実を作り上げ、嘘で嘘を塗り固めていく。傍目には愚行だが、ジェニーの必死な気持ちは十分に伝わってくる。だからと言って先行きに希望が見えないのは、主人公に独立意識がないことと、相手の少女が14歳という年令から。クライマックスは感動的だが、僕が求めるようなファイナルではない。公開される可能性は五分五分なので、これ以上は書くまい。
ちなみに、僕にはジェニーをイメージさせるような知人(友人ではない)が近所にいる。ルックス的には完全に男となって社会生活を送っている。生活基盤が出来上がっているのだ。つい先頃、可愛らしい女名前から空想上の動物をとった猛々し過ぎるほどの男名前にチェンジした。周囲の人間は「アイツは本当は女だ!!」と陰では冷ややかに噂しているものの、本人は一向に気にしていない。ホルモンの関係か、薬の副作用か知らないが、朝方によく鼻血を出していた。それでもめげずに仕事をしている“彼”を僕は尊敬している。本作を見ながら“彼”を思い出して見ていたことは当然のことだ。ジェニーを見ているとき、今では男の中の男みたいになってしまったあの“彼”も、昔はこんな時期があったのかもと勝手に納得する僕だった。
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